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設立趣意

蓄電池(リチウムイオン二次電池等)は、大型の再エネ蓄電設備から自動車や航空機、ロボット、医療機器、携帯通信端末など様々な機器に利用されているキーデバイスです。

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代表理事 庄司秀樹

スマートフォン等のモバイル機器に搭載されている小型リチウムイオン電池は、2013年の世界市場が1.7兆円を超え、蓄電池市場の中心的な存在ですが、2008年には4割程度であった世界シェアは、近年では1割台まで落ち込んでいると言われています。これは新興国メーカーによる大型投資や、安価な製品の市場投入、優秀な国内技術者の流出などが原因であると考えられています。一方、EVやPHVなどの車載用やスマートハウス用の大型蓄電池においては、さらなる高性能化や安全性が求められ、市場規模も2020年には2.7兆円に達する見通しであることから、国内メーカーの活躍が期待されています。

国内における蓄電池関連産業の分布は西高東低と言われ、関連企業の多くが関西地区に集積しています。私どもは将来の災害リスク分散や、若い人材の確保、震災復興などの観点から、いわき市を中心とした蓄電池関連産業の集積を目指しています。また、この取り組みが地域にイノベーションを起こし、地域経済の発展に繋がることを期待しています。