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職業訓練法人 いわき情報処理開発財団 いわきコンピュータ・カレッジ

いわきコンピュータ・カレッジは、厚生労働省が情報処理技術者の養成を目的として全国に設置したカレッジのひとつです。

地域の産業を支える情報技術者を養成する施設として平成3年4月に開校いたしました。理事長は、いわき市長です。卒業生1400人以上が地域で活躍しており、就職内定率は、7年連続で100%を達成しております。

この動画は2020年度に収録したものです

AI×会話 ロボットアプリケーションの開発 概要

概要説明

昨年度の卒業研究で取り組んだ2足歩行型ロボットであるNAO(ナオ)に、AIを用いて、新しい言葉を学習し覚えさせることで、会話のバリエーションを増やし、楽しめるロボットアプリケーションを開発。2000文章を50000回学習することで、より自然な返答が出来るようになった。

 例)ユーザーが「コンカレってどんな所」と話した場合
学習させる文章数と学習回数 NAOの返答
2000文章を10000回
コンカレは楽しい所です。
2000文章を50000回
コンカレは楽しい所です。みんなもいってみてはどうですか。

AI×会話 ロボットアプリケーションの開発 ~NAO TALK~

1.背景・目的

初期状態のNAOは返答がパターン化されており、話せる言葉が少ないので会話が盛りあがらず、返答するプログラムを追加したとしても、追加した言葉のみの返答になってしまう。そこでAIを用いて、新しい言葉を学習し覚えることで、会話のバリエーションを増やし楽しめるロボットアプリケーション(以下、ロボアプリ)を開発しようと考えた。また、本校の卒業研究テーマとしてAIに取り組んだことがなかったので、本研究で成果物を残し次年度以降AIをテーマとした研究に取り組みやすくする。

2.効果

  • 返答のバリエーションが増えることで、イベントでさらにNAOを活用する事が出来る
  • 本研究で成果物を残し次年度以降AIをテーマとした研究に取り組みやすくなる

3.システムの概要

本研究の成果物は、NAOで動作するプログラムとMacOSで動作する2つのプログラムで構成される会話ロボアプリである。
詳細は図1に示す。開発環境は、表1の通り。

開発環境
ロボアプリの処理の内容

4.考察

今回の卒業研究では、ライブラリ(TensorFlow)を使用することで、AIロボアプリを短期間で開発する事が出来たと考える。今後は学習回数をさらに増やし、イベントで活用できるレベルにする。また、次年度以降、AIをテーマとした卒業研究に取り組みやすくなるよう、今回の成果をドキュメントとしてまとめる。

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学校情報

職業訓練法人 いわき情報処理開発財団 いわきコンピュータ・カレッジ

〒970- 福島県いわき市泉町4-13-12

PHONE 0246-56-0711

【学校概要】

いわきコンピュータ・カレッジは、厚生労 働省が情報処理技術者の養成を目的として 全国に設置したカレッジのひとつで、地域 の産業を支える情報技術者を養成する施 設として平成3年4月に開校いたしました。

運営は、職業訓練法人いわき情報処理開 発財団が行い、国、福島県、いわき市、浜通りの市町村および関連企業から絶大な支援を受け、21世紀をになう若者を養成しております。 卒業生は社会のあらゆる分野で活躍しており、就職内定率は、7年連続で100%を達成しております。

ホームページURL
https://www.iwaki-cc.ac.jp/ 

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